テレビをつけると連日ワクチンの話が取り上げられていますね。
国はワクチンにコロナ収束の希望を見出していますが、ワクチンそのものの有効性や安全性についてはなんの議論もされていないのは気になるところです。
今日の記事では、ワクチンの有効性が19%しかないのではないかという海外記事の紹介をしたいと思います。
ワクチン有効性95%の嘘
ファイザー社のワクチンは有効率が95%と非常に高く、世界的にも信頼されているようです。
https://toyokeizai.net/articles/-/389984
私たちがワクチンを打とうと思えるのも、「有効性が95%」というデータがあるからですよね。
しかし、その95%有効というのが、実はつくられた数字かもしれないのです。
そのことを指摘しているのがこちらの記事です。
ファイザーとモデルナのワクチン:有効性95%というにはさらなるデータが必要
※詳細は日本語に翻訳・解説してくれているこちらの記事を読んでみてください。
有効率19% : 医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの副編集長が、ファイザーワクチンの治験データからは有効率95%どころか承認基準を著しく下回る数値になる可能性を指摘
ポイントだけ要約すると、
ファイザーの結果では、170例の陽性結果のうち、ワクチン接種グループが8件、プラセボ(ワクチン非接種)グループが162件となった。2つのグループの差をもって有効率95%とする。
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ただ、この調査には「あるグループの患者」が除外されていた。
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検査では陰性だが、コロナ症状を発症している「偽陰性」の患者、つまり「感染が疑われる例」をごっそり削除していた。
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その数は合計で3410件(ワクチン群が1594例、プラセボ群が1816例)
↓
この「感染が疑われる例」を考慮すると、有効性は19%までに下がる
ワクチンの有効性は簡単にいじれてしまう数値
ここで問題なのは、PCR検査自体がCt値(遺伝子を複製するサイクル数)によって陽性・陰性ががらっと変わってしまうという代物なので、陽性基準を厳しくすれば、その分だけ陽性者数も減り、有効性の数字も柔軟に変えることができてしまうということです。
この調査結果では、感染が疑われる患者がここまで高い確率で「陰性」になっているということから、Ct値を調整して陽性者を少なくした可能性も0ではありません。
Ct値(サイクル数)の問題についてはこちらの記事をご参照ください。
ちなみに、この記事を投稿しているのはイギリスの医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」という医療専門家向けの記事なのでいい加減な素人記事ではありません。
この記事が言いたいことは、「ファイザーワクチンの有効性が19%」ということではなく、「95%と断定するにはデータが足りなすぎるでしょ」「治験結果として信頼できる数字じゃない」ということだと思います。
この指摘はもっともですよね。170件しかデータがないのに正確な有効率は出せるとは凡人の私でも思えません。
ただ、こういう記事に対して、「否定なんていくらでもできるでしょ」という人や「この記事のライターは反ワクチン派のひとだから」とレッテルを貼って、頭からはねのけてしまう人も少なくありません。
また、このようなワクチン推進派にとって都合の悪いレポートは、検証されることなく、徹底的に排除され、日の目を浴びることはほとんどなくなってしまいます。
これが今の日本と世界の現実です。
この記事を私が持ち出したのは、なにもファイザーワクチンの有効率が19%と言いたいからではありません。
ワクチンの有効率というのはこのように簡単にいじれてしまう数値なんだということをお伝えしたかったからです。
同じ調査なのに、かたや95%にもできるし、かたや19%にもできる。
これはもはや数字のマジックですね。
ドイツ政府、ワクチン接種を65歳未満に限定
ドイツ政府はアストラゼネカのワクチンについては65歳未満に限定しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f0100a053b31c22f51b0727caeaaef2272c8f62
その理由は、「65歳以上に対するワクチンの効果を判断できるだけのデータが不足している」からということです。
ドイツ政府は数字のマジックには冷静に対処し、しっかりデータを分析して、国民の健康を守ろうとしていることがわかりますね。
数字のマジックという点についてもう1つ。
前回も紹介しましたが、アメリカでは2週間でワクチン接種した181人が死亡しています。
わずか2週間でワクチン接種した181人のアメリカ人が死亡
https://greatgameindia.com/181-americans-died-covid-19-vaccine/
米国ではワクチン被害は1%未満しか報告されていない
実はこういうワクチン被害案件のデータというのは、すべてのデータが公開されているわけではないといいます。
この点について上記の記事にはこう書かれています。
“アメリカには、ワクチンの有害事象報告についてのシステムとして、CDC と FDA によって共同管理されている「ワクチン有害事象報告システム(VAERS)」というものがあり、これがワクチンの有害事象の公式なレポートになります。
ところが、ワクチン有害事象報告システムには「ワクチン有害事象の 1%未満しか報告されていない」ことが、2010年にハーバード大学の調査員が実施した連邦調査により明らかになったことが以前報じられていました。
このような「報告が 1%未満」という状態が今でも続いているとしたならば、現在のアメリカの有害事象例は大変な数となっている可能性もないではないのかもしれません。”
(引用:In Deep)
これがもし事実であれば、ワクチン被害のすべてを把握することはできず、ワクチンの有害性の実態はつかめないということになります。
また、コロナワクチンによる被害についても、実際に報道されている数よりも相当多いと考えておいたほうがいいかもしれませんね。
各国でロックダウンせず収束へ
一方で、よいニュースも出てきていますね。
日本であまり報道されない、感染が収束している国やエリアについてのニュースです。
ロックダウンは感染収束に効果がないという論文も出てきているようですが、アメリカのサウスダコタ州ではロックダウンをしていないにも関わらず陽性数が一気に収束しているそうです。
前回の記事では、インドやイラクでもロックダウンしなくても感染が収束していることをお伝えしたと思います。
https://www.orfonline.org/research/hows-india-handling-the-pandemic-amidst-a-global-surge/
https://www.nytimes.com/2021/01/20/world/middleeast/iraq-covid-safety-immunity.html
スウェーデン人の40%が抗体を持っている調査結果
もう1つ紹介します。
スウェーデンで40%のひとがコロナ抗体を持っているという調査結果が出たというニュースです。
https://sebastianrushworth.com/2021/01/25/heres-a-graph-they-dont-want-you-to-see/
こちらのグラフを見ていただくと抗体保有者の数が右肩上がりに増えていることがわかります。
ご存知のようにスウェーデンはロックダウン政策はまったくやっていません。
そのため死者数も多いという印象を持っている人が多いですが、死亡率は厳格にロックダウンをとっている英国とも大きな差はありません。
ちなみに、スウェーデンではコロナ死因を調査したところコロナが直接の原因で亡くなった人は全体の17%だったといいます。
詳細:https://sebastianrushworth.com/2021/01/25/heres-a-graph-they-dont-want-you-to-see/
整理するとこうなります。
死者228名のうち:
17%⇒コロナが原因で亡くなった
8%⇒コロナと無関係
75%⇒コロナが死亡を促進
これは日本でも世界でも共通なのですが、コロナ陽性反応が出ると、どんな死因であっても「コロナ死亡」としてカウントされることは以前もお伝えしたと思います。
例えば、交通事故で亡くなった遺体から陽性反応があったらそれも「コロナ死亡」としてカウントされます。
そのため、メディアが報道している「コロナ死者数」とは「コロナが直接原因で亡くなった数」ではありません。
上の調査結果によれば、スウェーデンでは、コロナが直接の原因で亡くなった、いわゆる純粋なコロナ死亡は、わずか17%だったということです。
つまり、スウェーデンではコロナ死亡数は純粋なコロナ死の5倍の数字として公表・報道されているということが言えます。
これも数字のマジックですね。
話を戻しますが、抗体保有率が40%というのはとても希望の持てる数字だと私は思います。
10人に4人がコロナの抗体を持っているということになりますから。
おわりに
ここまで抗体保有者が増えてくると、スウェーデンが今後どんなワクチン政策をとるのか、ものすごく興味がわきますね。
このまま抗体保有者が増えていく流れになったら、ワクチンも差し迫った希望者だけが打つようになり、政府としては積極的に推進しない可能性も出てきますよね。
日本ではワクチンしかもう手はないという悲観的なムードになっていますが、世界に目を向ければ、インド、イラク、サウスダコタ州、スウェーデンと集団免疫が獲得できつつある事例も出てきています。
日本の主要メディアは相変わらず、不安を煽るばかりですが、ワクチン接種については冷静になってメリットとデメリット(リスク)を整理しておきたいですね。
本日は以上です。
それではお読みいただきありがとうございました!
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