また一つ歴史の嘘を知ってしまいました(>_<)

こんにちは、金子です。

1988年、かつての陸軍が作成した
1つのレポートが発見されました。

僕はこどもの頃、
「日本は昔、太平洋戦争という
 無謀な戦争を起こした」
と教わりました。

そして、その首謀者は、
陸軍の東條英機であると。

でも、上記のレポートは、
その定説を180度
くつがえすものでした。

そのため、戦争史の
学者たちが騒然としました。

そのレポートは当時の
陸軍の調査機関が
作成したものでした。

その調査機関が、
「秋丸機関(戦争経済研究班)」です。

この秋丸機関自体は覚える必要はないのですが、
このレポートの内容が衝撃的なのですね。

では、そのレポートには
いったい何が書かれていたのか?

そこには、

当時の英米独ソにおける
経済・軍事の状況を
緻密に調査分析したデータ

が報告されていました。

そして、
わずかながらも日本に勝算のある
現実的な戦争のシナリオまで
描かれていたのです。

大国アメリカとの
無謀な戦いでは決してなく、
日本が勝てるプランが詳細に、です。

これ、読んだとき、
「おお、そう来るか!」と
すごく驚きました。

当日の陸軍はなんて合理的で
スマートな戦略を持っていたんだろうって。

そのレポートが出した結論は、

「東に進んで
アメリカを攻めよ!」

ではなかったんです。

じゃあ、「ソ連へ向かえ!」
だったのかというと、
それとも違っていました。

じゃあ、どの国を
ターゲットにしていたのか?

それがなんと、
イギリスだったんです!

ちょっとびっくりしません?

当時、ヨーロッパでは
ナチスドイツが
破竹の勢いで連勝していたんですが、

日本の陸軍はそのドイツと
「イギリスを挟み撃ちにしよう」
と考えるんですね。

では、
どうやって挟み撃ちにするかというと、

日本はインドからオーストラリアまでの
ルートからイギリスを排除。

ドイツはアフリカ、スエズ運河、中東までの
ルートからイギリスを排除。

という具合ですね。

「え、でも、どうして、
イギリスなの?」
って思いますよね。

当時、イギリスは、
資源の輸入をインド、豪州に
依存していました。

また、インドを経由して
中国に物資を支援していました。

この物流のルートを絶ってしまえば
中国への支援はできなくなり、
イギリスは戦争を続けることが
できなくなるんですね。

これは日本にとっても
ドイツにとっても大きいわけです。

そして、
イギリスが戦争から離脱してしまえば
アメリカも戦意を喪失します。

アメリカの民意も、
戦争には大きく反対でしたから、
戦況が日独に傾けば、

それだけ若い兵隊たちの命が
犠牲になります。

そこでアメリカはきっと
「日独とは講和をしよう」
と考えるはずだ、
当時の陸軍はそう計算したわけです。

アメリカと戦わずして
あの戦争に勝つつもりだったのです。

陸軍はこのレポートの内容をもとに
作戦をまとめます。

当時、昭和天皇は
戦争を最後までしたくなかったのですが、

「どうしても戦争を避けられない
事態になったときは
この作戦ならばよいだろう」

と御前会議で承認します。

ちなみに、
真珠湾攻撃はこの作戦には
いっさいありませんでした。

海軍・山本五十六の独断です。

これがアメリカの民意を
一気に対日戦争へと
高揚させてしまう原因となりました。

あきらからに失策でした。。。

しかし、なぜか、
この真珠湾攻撃
についてはそこまで悪く
言う学者はいないんですよね。

ともあれ、
東南アジアでの作戦は快勝がつづきます。

ドイツもそれに呼応するかのように
アフリカのリビア攻略を成功させ、
これによって英国は大打撃を受けることになります。

ここまでは、
陸軍のシナリオどおりに
展開していくんですね。

しかし!

ここから戦況は
一転してしまいます。

海軍・山本五十六が暴走し、
陸軍の描いたシナリオと
大きく外れていくんです。

ミッドウェイ、ガダルカナル戦と
無謀な作戦をつづけ、
致命的な敗北を重ねていきます。

日本兵が大量に犠牲となり、
劣勢を覆すことはできないくらいの
日本軍はダメージを負います。

イギリスは勢いを盛り返し、
ドイツも負け始めます。

陸軍が苦労して考え出した奇策も
海軍の衝動的な作戦により台無しとなり
日本の敗戦に至ります。

この陸軍の作成したレポートについては、
林千勝先生の『日米開戦 陸軍の勝算
詳しく書かれているので興味がある方は
読んでみてください。

これまで僕が教わってきた歴史は、

・無謀な日米戦争を仕掛けて
数多くの死者を出した
その首謀者は陸軍で、

A級戦犯で死刑執行されたのも
東條英機他、陸軍関係者が多かった

・山本五十六は最後まで戦争に
反対していた英雄で
最後は戦地で非業の死を遂げた

というものであり、
陸軍が悪で海軍が正というものでした。

しかし、
この本の結論はまったくの逆。

陸軍は冷静に状況を分析し、
合理的な判断で戦争を進めたが、

海軍がその計画を破り、
敗戦を招いたというもの。

この話を聞いて、
反発を覚えたくなるのは自然の反応です。

僕たちは学校の授業や
自虐史観などで
「陸軍悪玉説」が
刷り込まれているからです。

80年前のあの戦争の真相の証拠
となったこのレポートは、
戦後関係者によって
その存在を抹消されていました。

1988年にレポートを作成した
秋丸機関の主要メンバーの一人が亡くなった際

遺品として見つかり、
大きな物議になりました。

これまでの陸軍悪玉説を
覆す代物が突如でてきたわけなので
それはアカデミズムは驚きますね。

そこで彼らは

「陸軍はこのレポートを無視し
 無謀な戦争に突入していった」

と事実とは異なる論調にすりかえ、
過去の歴史の正当性を保とうとしました。

(まあ、守ろうとしたのは
歴史の正当性ではなく、
自分自身の学者生命や権威だったのでしょう。)

こんな経緯によって
この30年ほどは
陸軍悪玉説は覆されることはありませんでした。

しかし、事実は逆で、

陸軍は冷静沈着に状況を把握し、
現実的・合理的に
勝算を持ったうえで、

天皇に上奏し、
御前会議で一致したうえで
日本は戦争を選択したのです。

公式の歴史が正しいわけではない。

林先生の本を読むことで
その認識が改めて強くなりましたよね。

これは歴史の話ですが、

今のメディアを見ていても
ねつ造や偏向報道、言論統制など

正しい情報を正しく伝えるという
ジャーナリズムの機能を果たしていないという点で

同じ問題意識を感じてしまいます。

米大統領選については
前回のメルマガでも触れたように

日本メディアは一切報じていませんが、
民主党側の選挙詐欺の証拠が
次々と明るみになってきていますね。

主要メディアだけでなく、
facebook、twitterなども加担し
その事実を隠蔽しようとしています。

そして、
その背後には中国共産党や
グローバリスト、
国際資本家が絡んでいます。

なにが正しくてなにが間違っているのか。
なにが嘘でなにが真実なのか。

その線引きは限りなく
グレーになっていますよね。

メディアの情報操作によって
情報マトリックスは確実につくられています。

日本のメディアは
どこまで良心と誇りを
失ってしまうのでしょうか。

今日もテレビは芸能人の不倫や
コロナのことばかりを流しています。

一方、RCEPの締結や
種苗法が可決したことなどは
いっさい報じていません。

中小企業・地銀の改革のことや、
アイヌ新法、RCEPなど
もっと重要な事項が山積みなのに

メディアはハンコ廃止や
学術会議ばかり取り上げています。

国民の目を重要なものから
そらせようとしているのが
あからさますぎますね。

きっとこのままコロナ不況がつづくと、
復興なんとかという名目で
消費増税の話が出てくるのでは。

ベーシックインカム構想なんていうのも
散見するようになりましたが、
これはあきらかに予測プログラミングです。

僕たちはあきらかに
馬鹿にされていますって。
もっと腹を立てていいとおもいます(怒)

歴史の話からだいぶ飛躍しましたが
根っこは一緒で、

このままだととんでもないところに
持っていかれてしまう状況だと思います。

思った以上に深刻なレベルです。。。

こういう話をすると
落ち込んでしまう人がいるのではと
心配になります。

でも、現実を知らなければ
未来を変えることはできません。

まずは、メディアの情報を
うのみにせず、疑い、
おかしいと思ったことは
みずから調べるクセをつけていきましょう。

ということで
本日は以上です。

それではお読みいただき
ありがとうございました!

金子吉友

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この記事を書いた人

反グローバリズムの視点で世界情勢を情報分析するリサーチャー。登録者8万人のYouTubeチャンネル『あつまれニュースの森』を運営。

本業だったコンサルタントから徐々に歴史研究にシフトしていく。日々リサーチする中、メディアや歴史が嘘だらけであり、この世界が一部の権力機構によって支配されてきたことに強烈な違和感と憤りを覚えるようになる。

グローバリズムの根源と実態を徹底的に研究。その歴史を旧約聖書まで遡り、現在のいわゆるディープステートのルーツがハザール系とアングロサクソン系の2系統にあることを突き止める。

2021年、YouTubeを開始し、グローバリストのルーツを徹底解剖するオンラインサービス『金子ゼミ』を立ち上げる。

情報発信者としての信条は「左も右もない反グローバリズム・国益第一主義」「不偏不党」。

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