日本の借金は1105兆円(2019年11月)。国民一人あたり876万円です。
こんな莫大な借金を国はほんとうに返済していけるのでしょうか。
今日は国は借金でつぶれないのか解説していきます。いわゆる「財政破綻論」です。
結論としては、日本の財政は破綻しません。その理由を見ていきましょう。
麻生さん「追加の給付金はない」の意図
1月20日からバイデン政権がスタートしましたが、早速200兆円の経済対策を発表しています。
国民1人あたり14万円支給。失業保険の週4万円上乗せ、子育て世帯への減税などを発表しています。
では、日本はどうか。麻生大臣は「追加の給付金はやらない」と言っています。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2ac63ebbb107e725342924f70ad58c2697bae1a
会見では「前回の給付金の効果が限定的だったため」と言っていますが、本当の理由は「次の世代の人へのしわ寄せになる」ということです。
つまり、財源がないと言うわけです。
これには2つの嘘があります。
まず、財源は十分あります。
第2次補正予算で用意した「予備費10兆円」のうち「7兆円」が余っているのです。
1人10万円支給したところで、1.2億人×10万円で12兆円です。
第3補正予算で5兆円を上乗せすれば可能なのです。
もう1つの嘘は、いわゆる「財政破綻論」です。
「国の借金」は嘘
「財源がない」という裏には、「国のお金には限りがある」「国債を刷りつづけたら財政が破綻する」という前提がありますが、この前提がそもそも間違いなのです。
麻生氏は「次の世代につけを回してもいいのか」ともっともらしいことを言っていますが、これも真っ赤な嘘です。
「国の借金」というのもよく聞くフレーズですが、国民はすっかりこの言葉に騙されてしまっています。
「国の借金」という言い方自体が「嘘」なのです。
「国の借金」というと、その借金を僕たち国民が返していかないといけないような響きがしてしまいますが、それは違います。
ここでいうお金を借りている「国」とは誰かというと「政府」なんですね。
では、政府はどこからお金を借りるのか。
海外でしょうか。もちろん、海外からもお金を借りていますが、その割合は1割と低いです。
では、銀行でしょうか。それも正解です。4割は民間の銀行から借りています。
そして、残りの5割が「日銀」からの借り入れなのです。
国の借金は、政府の借入金
「政府の借金」というのは、「政府が日銀から借りたお金」を借りているということになっています。
よく「国債を刷る」といいますが、これは「政府が日銀にお金を借りる(政府が日銀に債務を負う)」という意味です。
ここでトリックがあります。
僕たちは銀行からお金を借りたら、必ず返さないといけません。
持っているお金より借金のほうが多くなると「財政赤字」になり、誰もがこれは「良くないこと」と思いますね。
だから、政府の「財政赤字」も同じように「良くないこと」と考えてしまうのです。
「国の借金は国民が返さないといけない」も嘘
そして、よく池上彰さんが解説番組で「このまま国の借金が増えれば財政破綻する」「国の借金は国民が返す必要がある。(だから消費増税が必要)」としきりに強調していますよね。
こういうメディアの嘘によって「国の借金は国民である自分たちが返さないといけない」とすっかり刷り込まれてしまっています。
財政赤字は悪。その借金は国民の借金なんでしょ。税金としてつけが回ってくるんでしょ。このままいくと国が破綻するんです。
そう思い込まされているのです。
しかし、これはまったくのデタラメ。
政府が赤字になるほど、国民が豊かになる
実は、知らない方が多いのですが、政府が赤字であるというのは、裏を返せば、国民側が黒字ということなのです。
政府がお金を借りれば、借りるほど、そのお金は世の中に回ってくるんです。
政府がいろんな企業や公共事業にお金を投資する
↓
そのお金が多くの人たちの雇用や給与に変わる
↓
収入が増えた国民がたくさんお金をつかう
↓
企業が潤う
↓
給料が上がる
つまり、政府が借金をすればするほど、国民は豊かになるのです。
池上彰さんの十八番「国の借金=国民の借金」は真っ赤な嘘なんですね。
この嘘の物語は、もとをたどれば主流派の経済学者たちの貨幣理論が間違っていたことから始まっています。
じゃあ、政府は無限に国債を刷れるのか。理論上は可能です。
ただし、刷りすぎるとインフレサイクルに入ります。
インフレ率が2%を超えると物価が高くなり消費が落ちます。2%あたりになるまでは政府は国債をどんどん刷っても問題ありません。
実際、2020年の153兆円もの国債を発行していますが、デフレが続いています。(それだけ日本のデフレが深刻だということ)
このあたりは専門用語が入ってくるので複雑ですよね。詳しく知りたい方はぜひ「 MMT(現代貨幣理論)」とググってみてください。
話を戻すと、麻生さんが言っている「財源がない。次の世代につけが回る。だから給付金は出せない」というのは根本から間違いです。
失業者、コロナで44万人増
次に、先日提出された第3次補正予算ですが、純粋な追加金額は19兆円となっています。
そのうち、コロナ対策には4.5兆円を投じるということです。
そのほか、
・風水害や巨大地震対策、インフラ整備に2兆円
・脱炭素社会に向けた基金に2兆円
・コロナ後に向けた構造改革
などがつづきます。
失業者は2020年11月時点で195万人。(2019年同月より44万人増)(引用はこちら)
ある調査では、「仕事量が半分以下、休業手当なし」の女性は90万人いるということです。(引用はこちら)
twitterを見ていると、コロナで50万人が失業、多数の人が飢え、食べ物の配給を受け、自殺が激増、餓死している人も相当数いるという情報もあります。
コロナ騒動はつくられたパンデミック
このような経済苦、経済死が激増している状況で、
補正予算19兆円のうちコロナ対策に4.5兆円に対し、コロナ後の改革に10兆円以上当てるというのはどうなのでしょう。
緊急事態宣言で休業要請で飲食業を締め付けるだけの政策で目立った効果も出ていませんし、予備費が7兆円も余っているにも関わらず給付金も出さない。
さらに、インフルエンザよりも感染者も死亡者も少ないに関わらず指定感染症2類にしていることで病床数が逼迫し、医療崩壊を招きそうな事態にすらなっています。
多くの医師が実は、指定感染症をインフルエンザと同等の5類に引き下げるべきだと言っています。
今朝見つけたこちらの医師も同じ意見でした。
肺がんで余命2年と宣告された医師の告白 「コロナは5類に。報道には虚しさを感じる」
明らかにメディアが騒ぎすぎです。連日恐怖を刷り込む報道を繰り返すばかりで、PCR検査の欠陥の究明や指定感染症の引き下げなど、まともな報道をすることができていません。
だからネットでマスゴミと叩かれてしまうのです。
コロナ騒動は作られたパンデミックです。もうそろそろ気がつきましょう!
どういうこと?パンデミックがつくられた?と思った方は、ぜひ「PCR検査 欠陥」と検索してみてください。
最後に。『はたらく細胞』というアニメが面白いんです。ネットフリックス視聴者はぜひ見てください。人体や免疫やウイルスのことが非常にわかりやすく笑いながら学べてしまう秀逸のアニメです。
本日は以上です。
それではお読みいただきありがとうございました!
金子
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