DSとカラー革命の考察:バングラデシュの反政府デモは西側グローバリストとCIAが主導したカラー革命

グローバリスト研究

こんにちは、世界情勢リサーチャーの金子吉友です。

つい先日、「ある国」で、学生による大規模なデモがあり、首相は隣国へ逃亡しました。

その直後、軍部が暫定的な指揮権をとり、その後まもなく、世界的にも著名な経済学者が、新政府の最高顧問として指名されました。

そのある国とはバングラデシュです。

西側のエスタブメディアは、これを民主的な運動と報道し、SNSでは、暴動を起こした学生団体が、新政府の指導者として、ノーベル平和賞を受賞した経済学者ムハメド・ユヌス氏を指名したことを大きく評価する声が広がっています。

みなさんは、今回起きたバングラデシュの政変を「民主的」なものだと思っていますか?

ムハマド・ユヌス氏を最高指導者として指名したのは、本当に学生たちだったのでしょうか。

私はそんな話をとうてい信じることができません。

私は今回のバングラデシュの政変は「クーデター」だと考えています。

それも、「西側グローバリスト連中が仕掛けたクーデター(カラー革命)」だと確信しています。(※カラー革命= 中・東欧や中央アジアの旧共産圏諸国で民主化を掲げて起こった一連の政権交代)

今回の反政府デモでインドに逃亡を余儀なくされたハシナ首相は、以下の点で、西側グローバリスト勢力にとって「不都合」な首相でした。

1)西側(米国)はベンガル湾に空軍基地を建設するよう圧力をかけていたがハシナ首相はそれを拒否していた

2)ハシナ政権は非米連合である「BRICS」陣営への加盟を表明していた

米国を中心とした西側グローバリスト連中は、こうしたバングラデシュの戦略的自立とロシア、中国、インドと協力体制を築こうとする動きを容認することができませんでした。

以下のポストにもあるように、米国はハシナ政権を打倒する準備を何年も続けてきました。

自分たちにとって不都合な政権を転覆するのが「カラー革命」であり、西側グローバリストたちは、何年も前からバングラデシュへのカラー革命を策謀していたのです。

そのことを裏付ける傍証として、今回バングラデシュの新政府の指導者として選ばれた人物は「全員」海外に住んでいる(していた)という情報もあります。

つまり、西側の諜報機関によって育てられた「グローバリストの代理人」が、新政府のトップに送り込まれたといえます。

ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏もその例外とは言えません。

ユヌス氏の経歴を見ると、フルブライト奨学生としてアメリカの大学に留学経験があり、卒業後はアメリカに残り、大学教授職を得ています。

また、ユヌス氏は​「国連のSDG Advocates(支持者)」 の一人であり、そのなかでも「名誉会員」に選定されている​ほど、国連と関わりの深い人物でもあるのです。

彼が独立後のバングラデシュにおいて多大なる貢献をした功績は色褪せることはありませんが、現時点でのユヌス氏について、私は「西側グローバリスト勢力によって首輪をつけられた彼らの代理人」の一人であるという見立てをしています。

さらに、スプートニク紙の報道により、ハシナ首相を批判する「反ハシナ派のSNSアカウント」が米国、英国、マレーシアなどの海外で運営されていたこともわかってきています。

西側グローバリスト連中はこの数年で、「ハシナ政権を転覆する民主的な動きを意図的に引き起こすためのSNSプロパガンダ」を仕掛けていたのです。

今回、「学生らを中心とする民主的な反政府デモ」と報道されているにもかかわらず、多くの犠牲者が出ています。

なぜ民主的なデモで300名以上の死者が出るのでしょうね。

民主的なデモなのに、なぜ死者の遺体が橋の上から吊り下げられたりするような残虐なことが起こるのでしょうか。

バングラデシュで起こった西側グローバリスト製の残虐なクーデターは、2014年にアメリカのCIAと国務省が仕掛けた「ウクライナのマイダン革命」と酷似しています。

選挙で選ばれた正当な大統領を追放し、西側に従順なパペット(操り人形)を新大統領に据えたことを、彼らは「民主的な政変」だったとして歴史を修正していますが、実態はやはり「CIA製の残虐な暴力に満ちたクーデター」でしたね。

この時からウクライナはアメリカの属国となりました。

大量のCIAエージェントがウクライナ内部に送り込まれ、

米国式の諜報ノウハウを叩き込まれ、

最新の米軍の技術を導入され、

アメリカ様の前線基地と化したのです。(バイオ兵器工場なども建設されました。)

アメリカの国務省(ヌーランド氏を筆頭に)は、このクーデターを境にして、ウクライナの新米政権を操縦し、ウクライナのNATO加盟の動きを加速させていきました。

また、ウクライナ東部に住む「ロシア系住民」を弾圧(虐殺)し、ロシアへの刺激・挑発をし続けてきました。

そして、8年後の2022年、ロシアがウクライナに対する「特別軍事作戦」を開始し、ウ露戦争が始まるのです。

ウ露戦争は、米国のCIA・国務省の悲願であり周到(執拗)な計画のうえに遂行されたイベントだったというのが本質なのですね。

西側グローバリストの関与が濃厚な今回のバングラデシュの「民主的反政府デモ」も、このウクライナで起こったマイダン革命とその経緯や構図が非常によく酷似しています。

そして、旧共産主義圏で続発したカラー革命も、中東でのアラブの春も、アメリカが南米やアフリカで起こしてきたクーデターも、西側グローバリストが仕掛けたものであり、同じ構造を意図されたものです。

これらはアメリカが策謀したものではありますが、(これまでもこのメルマガでも繰り返し話したように)アメリカはフロント組織に過ぎません。すでにワシントンは西側グローバリスト連中の牙城でしかなく、自らの意思で統制できる力はありません。

トランプはその連中からワシントンの意思決定能力を取り戻そうとしていますが、それがいかに無謀で壮大なチャレンジであるかはその本人が最もよく理解していることでしょう。

日本政府と今の総理大臣はアメリカだけでなく、西側グローバリスト勢力に完全に支配されていると言ってよいですね。

アメリカ様に隷属する拝米自公政権である限り、彼らの属国状態がつづくことは明白です。

長い取り組みですが、目が覚めた日本人たちを一人でも多く増やしていき、グローバリズムから脱却する動きを広げていくしかありませんね!!

最後に…

グローバリストのルーツを1枚で図解したチャート図をつくりました。

数千年もの間、世界を弄び、混乱させ、支配下に起き続け、いまだに強い影響力を保有する、彼らの系譜と関係を整理したチャート図です。

ハザール系ユダヤ、アングロサクソン系の2系統以外のDSの起源となったグループも網羅しています。

感想もぞくぞくいただき好評の相関図となっています。

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それでは本日は以上です、また次の記事でお会いしましょう!!

あつまれニュースの森 金子吉友

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