こんにちは。金子吉友です。
今日は、9.11同時多発テロについてお話しします。
タッカー・カールソン氏が、この9.11について衝撃的な内容を放送しました。
9.11とは何だったのか。真犯人は誰なのか。本当にアルカイダだったのか。
今日は、この辺りを深掘りしていきます。
そして先に、この記事の姿勢をはっきりさせておきます。
今日ご紹介する内容には、アメリカ政府の公式見解と真っ向から対立する主張が含まれます。そして、その主張を否定する公式の調査結果も存在します。両方を並べます。
判断の材料を、できるだけ正確にお渡しすることが目的です。
タッカー・カールソンの番組に、あの元議員が再登場した
2026年8月19日、タッカー・カールソン氏の番組に、元下院議員のカート・ウェルドン氏が出演しました。
このお二人は昨年も共演しています。今回、ウェルドン氏は新著を引っさげての登場でした。
『エイブル・デンジャー』という本
タイトルは『Able Danger: What the 9/11 Commission Never Told You(エイブル・デンジャー——9.11委員会が決して語らなかったこと)』。
- 著者:カート・ウェルドン、ジョン・クレイン
- 出版:タッカー・カールソン・ブックス
- 発売日:2026年9月22日(336ページ)
タッカー氏自身が「ウェルドン元下院議員の新著は、我々を真実にずっと近づけてくれる」とコメントしています。
なお、タッカー・カールソン氏については、先日もハンター・バイデンのラップトップ事件で「情報源はネタニヤフに近いイスラエル側の人間だった」と明かした件を取り上げました。 自分の身に危険が及びかねないことを平然と口にする人物である、という点は今回も共通しています。
私も早速予約しました。 書かれている内容は概ね把握しているつもりですが、一つか二つでも衝撃的な事実が得られればと思っています。
ウェルドン氏は、何者か
まず、この人物の立場を押さえてください。
- 共和党の下院議員を20年間務めた
- 下院軍事委員会の副委員長
- ロシアへの独自の外交ルートを持っていた
- そして──もともと消防士でした
本人の言葉です。
「私のここでの使命は、20年間の下院議員としての立場だけじゃない。私は消防士なんだ。アメリカの消防サービスに人生を捧げてきた。消防署長をやり、州の消防もやった」
「1993年にはニューヨーク市消防局と一緒にワールドトレードセンターにもいた。そして9.11の当日も、政治家としてではなく消防士として現場にいた」
「親友のレイ・ダウニー消防長が、9.11で亡くなった」
そして、こう続けます。
「今でも、官僚たちが情報を拒否したせいで9.11を防げなかったことに、自分が責任があると感じている」
「タッカー、私は黙らない。彼らは私を殺さなければならないだろう。私は黙らない」
この人が語っているのは、政治の話ではありません。 亡くなった親友への、個人的な負い目の話なのです。
ここは、押さえておいてください。
エイブル・デンジャーとは何だったのか

では、本題の「エイブル・デンジャー」です。
プログラムの概要
エイブル・デンジャーとは、1990年代後半から2001年にかけて、アメリカ国防総省が運用していた高度に機密化されたテロ対策データマイニング・プログラムです。
- 目的:公開情報(オープンソース)や機密情報を大規模に収集・分析(データマイニング)し、アルカイダなど国際テロ組織のネットワークを可視化すること
- 運用組織:アメリカ特殊作戦軍(SOCOM)の主導のもと、陸軍情報保全コマンドなどが協力
要するに、テロ組織の人脈を丸ごと図にしてしまおうという試みでした。
そして、実行犯を特定したとされている
2005年、当時の情報将校だったアンソニー・シェイファー中佐と、カート・ウェルドン下院議員が告発しました。
「エイブル・デンジャーは、テロ発生の1年以上前、2000年初頭に、モハメド・アタを含む4名を『ブルックリン・セル』として特定していた」
特定されていたとされる4名です。
- モハメド・アタ
- マルワン・アルシェヒ
- ハリド・アルミダール
- ナワフ・アルハズミ
いずれも、実際に9.11の実行犯となった人物です。
情報は、3回止められた
そして、ここが核心です。
2000年半ば、シェイファー中佐は、エイブル・デンジャーの責任者とFBIとの間で連絡を取り、ブルックリンのセルを共同で摘発するよう求められました。
ところが、SOCOM(特殊作戦軍)の法務担当がこれを3回にわたって拒否したのです。
「法律に抵触する」という理由で、会議が強制的に中止されました。
結果として、FBIは「アタとされる人物が2000年初頭にアメリカ国内にいる」という情報を、知らないままだった。
ウェルドン氏の言葉です。
「その情報を司法省に3回移そうとしたけれど、すべて阻止された。これはすべて事実として文書化されている」
「そして彼ら全員が今、私と一緒に公けに出てくる。10人全員が公けに私の後ろに立ち、事実は真実であると述べている」
【重要】ここで、公式の反論を並べます

さて、ここは飛ばしてはいけない部分です。
この「エイブル・デンジャーがアタを特定していた」という主張には、正面から否定する公式の調査結果が存在します。
上院情報特別委員会の結論
2006年12月、アメリカ上院情報特別委員会が16か月に及ぶ調査の末、こう結論づけました。
「エイブル・デンジャーは、2001年9月11日以前のいかなる時点においても、モハメド・アタその他の9.11実行犯を特定してはいなかった」
これが、公式の見解です。
シェイファー中佐自身の説明にも、ゆらぎがある
そして、もう一点、公平に記しておきます。
シェイファー中佐自身が、こう述べています。
「自分は容疑者の名前や写真に精通していたわけではないので、攻撃の後に指摘されるまで、実行犯が(リストに)載っていたことに気づかなかった」
つまり、「リアルタイムで実行犯だと認識していた」わけではない、ということです。
告発側の反論
これに対し、シェイファー中佐は「委員会はペンタゴンから関連文書のすべてを渡されていなかった」と反論しています。
そして、告発側が挙げる傍証があります。
- ルイス・フリー元FBI長官が、ウォール・ストリート・ジャーナルの論説で「9.11委員会はエイブル・デンジャーを無視した」と書いている
- 特殊作戦軍のトップだったジェフ・ランバート将軍が、自著『ホース・ソルジャーズ』の27ページで、「9.11が起きた時、数秒以内に誰が攻撃したか分かった。モハメド・アタが関与していると分かった」と書いている。理由はエイブル・デンジャーについて報告を受けていたからである
ウェルドン氏はこう言います。
「これは私が言ってるんじゃない。特殊作戦の最高司令官と、元FBI長官が言っているんだ」
では、どう受け止めるか
私の立場を申し上げます。私は、この件は決着していないと考えています。
上院の調査結果は重い。それは事実です。
ですが同時に、元FBI長官と特殊作戦軍のトップが、それぞれ独立に「エイブル・デンジャーは無視された」「報告を受けていた」と書いている。
この食い違いは、どちらかが間違っているか、どちらかが何かを伏せているかのどちらかです。
そして今回、ウェルドン氏は「10人が公けに自分の後ろに立つ」と言っている。9月の出版で、その顔ぶれが明らかになります。
そこを見てから、改めて判断したいと思います。
※参照:Able Danger(Tucker Carlson Books, 2026年9月22日発売)
https://store.tuckercarlson.com/products/able-danger-what-the-9-11-commission-never-told-you
もう一人の共著者──ジョン・クレインという内部告発者

本の共著者に、ジョン・クレインという名前があります。この人物についても触れておきます。
国防総省の内部から告発した人
ジョン・クレイン氏は、25年間政府に勤め、国防総省の副監察官補(内部告発者保護の責任者)を務めていた人物です。
つまり、内部告発者を守る側の責任者だった人が、その仕組みそのものを告発したという構図です。
2013年に解雇され、その後こう告発しました。
- 監察官室の幹部が、内部告発者に対して報復を行った
- 永久保存すべき記録を破壊した
- 政治的圧力のもとで監査結果を改ざんした
この告発は、2016年5月にイギリスの『ガーディアン』、ドイツの『シュピーゲル』、そして『ニューズウィーク日本版』が連携して報じました。
そして同年10月末、アメリカ議会の監視機関(GAO)が、国防総省の内部告発者保護制度の「健全性」について調査を開始しています。
ウェルドン氏が語ったこと
タッカー氏との対談で、ウェルドン氏はこう述べています。
「国防総省の監察総監が内部告発文書を提出しました。私はそのコピーを持っています。彼の名前はジョン・クレインです」
「彼は、議会に嘘をつくよう指示されたと告発しましたが、内部告発として認められず、保護を求める形になった」
「私は、彼が命令された文書を持っている」
つまり——議会に対して虚偽の報告をするよう指示された、という告発です。
そして、その指示を記した文書が存在する、と。
9.11委員会という組織そのもの
ウェルドン氏は、委員会そのものについても踏み込んでいます。
「9.11委員会は隠蔽工作だ。1000%の隠蔽工作だ。9.11委員会の事務局長のフィリップ・ゼリコウが、この隠蔽工作の主導者だった」
ゼリコウ氏は当時、大統領対外情報諮問委員会(PFIAB)のメンバーであり、外交問題評議会(CFR)のメンバーでもありました。
そして委員会のメンバーを見ていくと、その多くが外交問題評議会に連なっています。
これは果たして偶然でしょうか。
真実を解明するために設置されたはずの委員会が、隠蔽のための委員会になる。ケネディ暗殺のときも、同じ構図でした。
委員会が設置されると、人は「これで調べられる」と安心します。 ですが、調べる主体が誰なのかを見なければ、その安心こそが仕掛けだった、ということになりかねません。
なお、ウェルドン氏はもう一つ、こういう提案をしています。
「私は尊敬するトランプ大統領に、大統領直属の9.11委員会を設置してほしい。防衛関連の資金をもらうひも付き団体と結びついた人間でも、どちらの政党と結びついた人間でもない、誠実な人々による独立した委員会である」
「私は持っている全てのデータを彼らに提供する。そうすればアメリカ国民は真実を知ることができる。その過程で私の命を奪うなら、それでいい」
この人物が共著者として名を連ねている。ここが、今回の本の重みだと私は見ています。
ウェルドン氏一人の主張であれば、「元議員の個人的な確信」で片付けられます。 ですが、内部告発者保護の責任者だった人物が、実名で共著者に入っている。
9月の出版で、この文書がどこまで公開されるのか。そこが焦点です。
ウェルドン氏を襲った「選挙前の捜査」

そして、この人物には、もう一つ有名な経緯があります。
タッカー氏がこう切り出します。
「有名な話ですが、あなたを黙らせようと、下院選挙の最中にあなたの娘さんの家に踏み込みました。そのおかげであなたは選挙に負けました。つまり彼らは、あなたを黙らせようとした実績があるのです」
事実関係を確認します
- 2006年10月、FBIがウェルドン議員の娘と親しい友人の自宅を家宅捜索。フィラデルフィア圏で4か所、フロリダ州ジャクソンビルで2か所
- 容疑は、議員が娘らのロビー活動・コンサル契約獲得を不当に支援したのではないかというもの
- 娘のカレン・ウェルドン氏は登録ロビイストで、ロシアのエネルギー企業イテラなどから100万ドル超の契約を得ていたとされた
- ウェルドン氏は下院軍事委員会・国土安全保障委員会の重鎮だったが、この選挙で民主党のジョー・セスタク氏に敗北
- ウェルドン氏は「政治的な動機によるものだ」とし、タイミングが不自然だと主張。接戦の再選挙戦のさなかだった
なお、ウェルドン氏本人が起訴されたという記録は確認できていません。 ただし元首席補佐官のラッセル・カソ・ジュニア氏は、同年12月に不正行為の共謀を認めて有罪答弁しています。
告発者が、選挙の直前に家族を捜索される。
これを偶然と見るか、口封じと見るか。ここは読者のご判断に委ねます。
ただ一つ言えるのは、こういう出来事があると、後に続こうとする人間が確実に減る、ということです。
ウェルドン氏の、最も踏み込んだ主張
さて、ここからが今日いちばん重い部分です。
タッカー氏が問います。
「あなたの本は、彼らが攻撃が来ることをはっきり知っていて、それを阻止するために意味のある行動を一切取らなかったことを、議論の余地なく示していると思います。なぜですか?」
ウェルドン氏の答えです。
「攻撃が来ることを知っていたということだけじゃないと思う。私は、政府内の一部の公職者が攻撃を計画したと考えている」
「本の中に、その文書がある」
もう一度書きます。
「知っていた」ではなく、「一部の公職者が計画した」と言っているのです。
そして「攻撃の計画についての文書がある」と。
さらに続けます。
「娘の家が家宅捜索された当日、捜索から6時間後に、国防総省の誰かから、なぜ捜索が起きたのかについて警告を受けた」
「これは知っていたというレベルの話じゃない。計画的な工作だったんだ」
死者は3,000人ではない、という主張
そして、ウェルドン氏はこう言います。
「3,000人の命と343人の消防士の命を奪っただけの話じゃないんだ」
「その後アフガニスタンに2,500人の兵士を送ってビンラディンを探したせいで、2,500人が遺体袋に入って帰ってきた。さらに3,600人の請負業者も遺体袋に入って帰ってきた」
「9.11による総死者数は、ほぼ1万人の無実のアメリカ人だ」
「なぜなら、ビンラディンはアフガニスタンにいなかったからだ」
当初アメリカがアフガニスタンを攻撃したのは、「ビンラディンがタリバンにかくまわれているから」という理由でした。
その前提が、そもそも成立していなかったという主張です。
ウェルドン氏は「彼はイランのバルチスタンを動き回っていた」と述べています。
この点について、私の見立てを申し上げます。
事件後にビンラディンがアフガニスタンにいなかったことを、アメリカ政府も知っていた——これは限りなく事実に近いと私は見ています。
ウェルドン氏以外にも、少なくとも3人の人物が「事件後、ビンラディンはイランに潜伏していた」と告発しており、それぞれ根拠を調べました。
そして最終的にはパキスタンで発見され、オバマ政権下で殺害されたことになっています。
ここは今日の本題ではないので、また別の機会に詳しくお話しします。
動機は何か──「新しいパールハーバー」

タッカー氏が、核心を突く質問をします。
「もしあなたが言うようにこの攻撃を計画したのだとすれば、その動機は何だったと思いますか? アメリカ政府の公職者として、なぜ自国の何千人もの国民を死なせたいと思うのでしょうか?」
ウェルドン氏の答えは、正直なものでした。
「9.11の現場にいた私は、親友のレイ・ダウニー消防長や消防士を探している中で、アメリカ人の誰かが無実のアメリカ人の命を奪う攻撃を計画するなんて、想像すらできなかった」
「今や、どんなアメリカ人でも私の想像力の限界を超えている。理解できない」
「もしかしたら、兵士を戦争に送り出すための理由が欲しかったのかもしれない」
そして、こう述べます。
「もしそうなら、そのアメリカ人たちは反逆罪で裁かれるべきである」
「情報機関全体の話じゃない。私には情報機関に友人もたくさんいる。ほんの一握りの人間があまりにも傲慢で、自分たちが完全にコントロールできると思い込んで、これをやり、隠蔽できると思ったんだ」
私の結論も、ウェルドン氏とまったく同じです。
ただし一点だけ付け加えます。 私は、これはアメリカ国内だけの話ではないと考えています。
そして、ここが重要です
ウェルドン氏は、こうも言っています。
「彼らが今やっていることは何か? 9.11を気にしている人たちを、ビルの話や飛行機の話で争わせている。まるでゲームのように」
ビルに突っ込んだ飛行機は合成だ、いや無人機だ——そういった議論が延々と交わされています。
これこそが、真相から目をそらす仕掛けです。ミクロな部分に意識を釘付けにして、本質から注意をそらす。
枝葉で争わせているうちは、幹には誰も手が届かないのです。
そして、ネオコンの「予告」
動機を考えるうえで、外せない材料があります。
冷戦終結で、困った人たちがいた
冷戦が終結し、米軍の予算は大幅に削減されました。
ネオコンは活躍の場を失い、軍事産業も潤わなくなった。
新たな敵が必要だったのです。
PNACが1年前に書いていたこと
ネオコンのシンクタンク「PNAC(アメリカ新世紀プロジェクト)」が、テロの1年前にこう書いていました。
「新しいパールハーバーのようなものがなければ、我々の求める変革は起こせない」
中東にアメリカを引きずり込む理由が必要だった。だが世論がついてこない。
それを一気に覆すには、「新しいパールハーバー」が必要である——
そう、1年前に書いていたということです。
ネオコンが挙げていた「排除すべき国」
ネオコンは、イラク、シリア、イラン、レバノン、リビア、ソマリア、スーダンを排除もしくは政権交代すべきだと言っていました。最終的にはサウジアラビアの民主化までです。
では、いま現在はどうでしょうか。
その通りに進んでいます。例外がありません。
- ソマリア → ソマリランドをイスラエルが国家承認
- スーダン → 2020年のアブラハム合意でイスラエルを国家承認
- イラン → イラン戦争が今年始まっている
シナリオ通りに進んでいるのです。
そして現在の中東を見れば、サウジアラビア・トルコ・パキスタンがメッカ防衛協定を結び、そこに中国が接近しているという状況です。 25年かけて中東を作り替えた結果、いま何が生まれつつあるのか。ここも合わせて見ておく必要があります。
そしてイラクについては、大量破壊兵器という嘘のプロパガンダが流されました。 国防総省の下にOSP(特別計画室)というセクションが作られ、そこから嘘の報告が上がっていった。
アフガニスタンは、イラクの前哨戦だったということです。
ネオコンを調べれば調べるほど、これはイスラエルの代理人であることがよく分かります。
崩壊の物理──公式説明への疑問

ここからは、建物の崩壊についてです。
先にお断りします。ここは私が専門家ではない領域であり、公式の調査結果に対する異論を紹介する部分です。断定はしません。
公式の説明(NIST報告)
アメリカ国立標準技術研究所(NIST)の調査報告が、9.11委員会でも重要な客観的証拠として採用されています。
説明はこうです。ジェット燃料が燃えてオフィス内の可燃物に引火し、その熱で床のトラスがたわむ。下方向にエネルギーがかかり、引き込み現象が起こって崩壊が始まる——
私が引っかかっている点
この説明で、崩壊が上から下まで、地面まで連鎖する理由が説明できるでしょうか。
衝突した周辺で起こるのは分かります。ですが、なぜ地面までなのか。
そして、崩壊に要した時間です。
- 崩壊は14秒から16秒で完了している
- 空気抵抗を考慮した自然落下速度は約10.4秒
つまり、ビルの屋上から物を落とすのと、4〜5秒しか変わらない速度で崩れたということになります。
さらに、高層ビルが火災で崩壊した事例は、ほぼありません。
ベネズエラでは高層ビルが17時間以上燃え続けましたが、崩壊したのは2階と一部の階段のみでした。
溶けた鉄という問題
そして、瓦礫からドロドロに溶けた鉄が発見され、プール状になっていたと報告されています。
科学者の一部は「これはテルミット反応による溶融鉄である」と指摘しています。
NIST側は「アルミニウムである」としていますが、アルミニウムであれば色が違うはずだ、という反論があります。
鋼鉄がドロドロに溶けるには1,670度前後が必要とされます。ジェット燃料の燃焼では、そこまで到達しないという指摘です。
この点について、私は納得のいく説明をまだ見ていません。
その他の状況証拠
加えて、しばしば指摘される点を挙げておきます。
- 北棟の地下1階で作業していた清掃員のロドリゲス氏が、「地下からものすごい爆発音が聞こえた」と証言している
- 事件当日、35もの軍事演習が行われていた。しかもハイジャックを想定した模擬訓練が含まれ、演習のレーダー情報と実際のハイジャック機の情報が混同されたとされる
- いわゆる「踊るイスラエル人」。よく見える位置で撮影していた人物のうち何人かはモサドの人間だったのではないかとされ、早期にイスラエルへ帰国している。所属していた引っ越し業者アーバン・ムービング・システムズは、実体のないペーパーカンパニーだったとされる
これらは一つひとつが決定打ではありません。ですが、これだけの「偶然」が同じ日に重なることを、どう考えるかという話です。
まとめ──誰が得をしたのか

ここまでの話を、動機の側から整理します。
この事件で、誰が何を得たのか。
アメリカ側
- 中東の資源
- ペトロダラー体制の維持
- アフガニスタンの麻薬利権
ネオコン
- イスラエルの安全保障を盤石にする
- アメリカを中東の戦争に引きずり込む
軍事産業
- 戦争の種まき。約20兆円規模の巨額の軍事予算が動いたとされる
イスラエル
- 中東の再編
- アメリカを中東の戦争に巻き込む
- イラク、シリア、リビア、イランの排除
そして、その上にいる人々
- 冷戦構造に続く、新たな対立構造を作ること。すなわち「民主主義 対 イスラム過激主義」という枠組み
アルカイダとは何だったのか
最後に、これも押さえておいてください。
アルカイダは、CIAが対ソ連戦のためにアフガニスタンで作り出していったものです。
当時はまだアルカイダという名前はなく、ムジャヒディンという義勇兵たちでした。その一つのグループのリーダーがビンラディンです。
パキスタンの情報機関ISIを通じて、CIAが資金をばらまいていた。
つまりビンラディンは、ソ連のアフガン侵攻のあたりから、すでにCIAとつながっていたということです。
そしてアルカイダは、一貫した指揮系統を持つ組織のように見えますが、実際には雑多な集まりでした。
それを「国際テロ組織」であるかのように仕立て上げたのが、アメリカのプロパガンダだった。
冷戦期のソ連と同じくらいの脅威として、「イスラム過激派の国際テロ組織」という敵が必要だったのです。
表層ではなく、構造を見てください
今日お伝えしたことを、最後に三つに分けます。
【確認できる事実】
- エイブル・デンジャーという機密プログラムが実在した
- 2005年、シェイファー中佐とウェルドン議員が「アタらを特定していた」と告発した
- SOCOMの法務がFBIとの情報共有を3回拒否したとされる
- 2006年10月、選挙直前にウェルドン氏の娘宅がFBIに捜索され、氏は落選した
- ジョン・クレイン氏は国防総省の副監察官補で、内部告発者への報復や記録の破壊を告発し、2013年に解雇された。2016年にガーディアン等が報じた
- 『エイブル・デンジャー』は2026年9月22日、タッカー・カールソン・ブックスから発売される
【公式の反論】
- 上院情報特別委員会は2006年12月、「エイブル・デンジャーはアタその他の実行犯を事前に特定していなかった」と結論づけている
- シェイファー中佐自身、「当時は実行犯だと認識していなかった」と述べている
- NISTは崩壊を火災による構造的連鎖と説明している
【ウェルドン氏の主張・私の見立て】
- 「政府内の一部の公職者が攻撃を計画した」(ウェルドン氏)
- 総死者数は約1万人(その後の戦争を含む)
- これはアメリカ国内だけの話ではない(私の見立て)
- 枝葉の議論で本質から目をそらされている
そして問うべきことは、いつも同じです。
誰が得をしたのか。
そして私たち日本は、どこに立つのか。
この構図の中で、日本はアメリカに追随してアフガニスタンにもイラクにも協力してきました。 大量破壊兵器はありませんでした。 その検証を、日本はどこまでやったでしょうか。
そして昨日の記事でお伝えした通り、いま日本はまた同じ構図の中に置かれています。 「テロとの戦い」という枠組みで中東に付き合わされた25年前と、「中国が脅威だから」という枠組みで動かされている現在。使われている言葉は違っても、判断を他人に預けているという点は同じです。
真の独立とは、真の主権とは、何か。 同盟国の説明を、自分の頭で検証できることではないでしょうか。
今年の9月11日で、ちょうど25年です。 再検証の機運が高まる可能性があります。
9月の出版で何が出てくるのか、私も読んで、また改めてお伝えします。
表層ではなく、構造を見てください。そして、誰が得をするのかで見てください。
ここまでお読みくださりありがとうございます。また次の記事でお目にかかりましょう。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 「エイブル・デンジャーが実行犯を特定していた」というのは、事実として確定しているのですか?
いいえ、確定していません。 2005年にアンソニー・シェイファー中佐とカート・ウェルドン下院議員が告発した内容ですが、2006年12月、アメリカ上院情報特別委員会が16か月の調査の末「エイブル・デンジャーは9.11以前のいかなる時点でもアタその他の実行犯を特定していなかった」と結論づけています。 またシェイファー中佐自身も「当時は実行犯だと認識していなかった」と述べています。 一方で告発側は「ペンタゴンが委員会に全文書を渡していなかった」と反論し、元FBI長官ルイス・フリー氏やランバート将軍の証言を傍証として挙げています。 本記事では、この対立を両論併記しています。
Q2. 「政府内の一部が攻撃を計画した」という主張の根拠は何ですか?
現時点で公開された証拠は示されていません。 ウェルドン氏は「本の中にその文書がある」と述べていますが、その本の発売は2026年9月22日であり、内容はまだ検証できません。 これはウェルドン氏個人の主張であり、確認された事実ではないという点をはっきり分けてお考えください。本記事では、彼の発言をそのまま紹介したうえで、検証は出版後に持ち越すという立場を取っています。
Q3. ビルの崩壊についての疑問は、科学的に認められているのですか?
公式にはNIST(アメリカ国立標準技術研究所)の報告が採用されており、火災による構造的な連鎖崩壊と説明されています。 本記事で紹介した「崩壊速度が自然落下に近い」「溶融鉄が見つかった」といった指摘は、その公式説明に異議を唱える立場からのものです。私は建築や構造の専門家ではありませんので、断定はしていません。 ただし、納得のいく説明をまだ見ていないというのが率直なところです。
Q4. なぜ9.11をいま、あらためて取り上げるのですか?
今年の9月11日で、ちょうど25年になるからです。 そして元下院議員で下院軍事委員会副委員長を務めた人物が、実名で新著を出し、「10人が自分の後ろに立つ」と述べているという状況があります。再検証の機運が高まる可能性がある局面です。 加えて、この事件の後に起きたこと——アフガニスタン、イラク、そして現在のイラン戦争——が、ネオコンが事前に挙げていた国のリスト通りに進んでいるという点も、いま見直す理由になると考えています。
金子吉友 / あつまれニュースの森 / 2026年8月20日配信「タッカー・カールソン、9.11の真実を暴露!!」より

