この春から電気料金が上がるそうです。
4/1〜電気料金1000円値上げ
新年度から電気料金1000円超値上げ 理由は「再生可能エネルギー」!?あなたの負担額はどうなる?
3人家族でかなり節約している家庭で月だいたい1,000円は上がるようです。
それでは、電気料金が上がる理由はなにか?
「再生可能エネルギー」です。
太陽発電や風力発電によってつくられた電力は、電力会社がお金を払って買い取る義務があるのですが、そのお金の大部分は、私たち国民の電気料金に上乗せされているんですね。
それが、「再生可能エネルギー賦課金」です。
再生可能エネルギー賦課金とは
「再生可能エネルギー発電促進賦課金」とは、太陽光や風力などで発電した再生可能エネルギーを電力会社が買い取った費用の一部を電気利用者(国民、事業者など)の電気料金に上乗せしたもの。
電気料金の明細には「再エネ発電賦課金」という名目で記載されています。
私たち国民はだいたい電気代の1割くらいはこの「再エネ発電賦課金」として支払っているんです。
年々増加する再エネ賦課金
この再エネ賦課金(ふかきん)の比率が年々ものすごい勢いで吊り上げられているのをご存知でした?
↑のグラフを見るとわかりますが、右肩上がりに賦課金単価があがっています。
国民の再エネ負担はいったいいつまで続くのか?
環境省は、この再エネ賦課金は2030年にピークになり、2048年ごろには国民負担は0円になると試算しています。(2013年時点)
ただ、この試算はすでにずれていて、精度が???なのです^^;
電力中央研究所というシンクタンクによる予測では、このふか金単価が最大4.72円まで上昇するといいます。
私たちの負担金額に換算すると、だいたい今の1.5倍くらいになるイメージです。
たとえば、4人世帯で400kwの電力をつかっている家庭で、月に500円は電気代が増える計算です。
年間で電気代が6,000円上がるということですね(>_<)
詳しくは↓の動画でわかりやすく解説しているので興味がある方はご覧ください。
2050年に脱炭素は可能なのか?
菅首相は2050年に脱炭素を実現というビジョンを掲げていますが、脱炭素というのは、「火力発電を使わない」という意味ですから、途方もない目標なのです。
原発は一部再稼働していますが、安全性のことを考慮すると、フル稼働するのは現実的ではありません。。。
風力や太陽光など再エネと呼ばれる自然エネルギーは、まだまだ調達コストが高いですから、これで日本の電力すべてをまかなおうとすると、莫大な費用が必要になります。
再エネ賦課金ははたして2030年でピークとなり、国民の負担は減っていくのか。。。。
楽観的に考えてもどうもそうは思えませんよね(>_<)
再エネ賦課金がなくなっても、2030年までに「別の名目の税金」が生まれている可能性は高いと見ておいた方がいいかもしれません。
地球はほんとうに温暖化しているのか。
温暖化とCO2排出量と因果関係があるのか。
脱炭素が仮に実現したとして、温暖化が止まるのか。
実はこれらはまだはっきりと証明されていません。
それでも世界は脱炭素に突き進んでいきます。
そして、それは国民の負担と犠牲が強いられる道でもあります。
「環境に優しく、人に厳しい社会」
2050年はそういう社会になっているかもしれません。
これは笑い事ではなく、私たちの意志でどんな未来を選択するかが、今問われているのではないでしょうか。
誤解しないでほしいのは、私は脱炭素に反対しているのではありません。
現実に何が起こっているのかを知ること。
そのうえでなにが必要なのかを考えること。
そして、未来をよりよいものに変えていくこと。
これが私たちにとって今求められていることだと思っています^^
私たちはコロナという試練を与えられています。
でも、この試練は、悪い事ばかりではありません。
変化を起こす絶好の機会でもあります。
その機会を生かして、どんな変化を創造できるかが今問われているのだと思います^^
コメント